2022年9月27日に発表されたアメリカの8月の新築住宅販売件数について解説いたします。
2022年9月27日 アメリカ新築住宅販売件数
ざっくり要約
- 8月 新築一戸建て住宅販売件数 68.5万件
- 8月 新築住宅販売価格の中央値 436,800ドル
- 8月 新築建売住宅 46.1万戸、在庫8.1ヶ月
8月 新築住宅販売件数結果
8月 新築住宅販売件数
2022年8月の新築一戸建て住宅販売件数は685,000件となりました。
これは、7月改定値の53.2万戸を28.8%上回るが、一年前の2021年8月推計値の68.6万戸を0.1%下回る。
8月 新築住宅販売価格
2022年8月に販売された新築住宅の販売価格の中央値は43万6,800ドルでした。
7月の43万9,400ドルと比べて下落しました。
8月 販売用在庫と供給月数
8月末の新築建売住宅の推計値は46万1,000戸であった。
これは、現在の販売率で8.1ヶ月の供給となる
まとめ
今回の結果をまとめると以下の通りです。
- 販売件数増加
- 中古住宅販売価格は下落
- 中古住宅在庫は減少
8月は住宅販売件数は増加、住宅価格は下落、在庫が減少しています。
金利上昇で販売件数は減少するかと思いきや、増加しており、住宅価格が下落しております。
金利上げで需要が減ったため価格を下げて需要を増やしたように見えます。
人々の生活に直結する住宅価格を下げることが金利上げの一つの目的ではあります。
徐々に効果が出ているのでしょう。
このまま金利上げが増えるにつれ住宅価格が収まり、インフレも沈静化するでしょう。
ただ、価格が下落すると言うことは、儲けが減る事を意味し、不景気に一歩近づいた事を示します。
不景気では、安定した収益を上げる企業が好まれますので、ヘルスケアや、インフラ関連にセクターローテーションする時期でしょうね。
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