2022年7月28日に発表された『2022年第2四半期の国内総生産(GDP)』について紹介します。
ざっくり要約
- 2022年第2四半期の実質国内総生産(GDP)は第1四半期の1.6%減少に対して、第二四半期は年率0.9%減
- 国内総購入価格指数は、第1四半期の8.0%増に対して、第2四半期は8.2%増
- PCE価格指数は7.1%の上昇であり、第1四半期と同率
- 個人所得は、第1四半期の2,472億ドルの増加に対して、第2四半期は3,538億ドルの増加
- 可処分所得は、第1四半期に588億ドル(1.3%)減少したのとは対照的に、第2四半期には2914億ドル(6.6%)増加
- 個人貯蓄は、第1四半期の1兆200億ドルに対し、第2四半期は9,684億ドル
- 個人貯蓄率(可処分所得に対する個人貯蓄の割合)は、第1四半期の5.6%に対し、第2四半期は5.2%
GDPについて
GDPの減少率は第一四半期よりは減少率が緩みました。
第一四半期よりは良くなってますが、景気のピークは過ぎたんでしょうね。
インフレについて
先月と同等という事でしたので、インフレの伸びは落ち着く傾向なのかもと思いました。
個人のお財布事情について
このデータを見る限り、人々の給料は上がったんだと思います。
そのため、可処分所得は増えております。
しかし、貯金が減っていることから、インフレの影響で支出が増えた事や、人々が観光などにお金を使い始めたとかが考えられます。
まとめ
GDPの減少率は緩みましたが、依然としてマイナスです。
また、インフレが少々ペースダウンしてくるのかもと思っております。
インフレのペースダウンが始まったのであれば円の買い戻しが始まるかもしれません。
ドルを大量に保有してる状況なので、134円あたりで支えきれなきゃ少し円を買い戻して様子を見てみようかと思います。
ただし、まだ依然として高いインフレ率なのは変わらないです。
中央銀行の目標インフレ率は2%です。
まだその目標から超過してるので、まだ中央銀行は利上げを進めるでしょう。
また、日銀も金融緩和継続するでしょう。
まだ円高の要素はありますが、相場は未来を見るので少し通貨のポジション調整を考える時期が来てるかもしれない気がします。
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