長らく注目してなかった日本のCPIですが、2%を超えてきたので観察が必要になってきました。
なぜならば、日銀のインフレ目標は2%であり、これを大幅に越えれば金融政策の転換がありうるからです。
つまり、ドル円に影響しうるようになってきたという事です。
それでは、8月の結果はいかがだったでしょうか?
ざっくり要約
- 総合指数は前年同月比は3.0%、前月比0.3%の上昇
- 生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.8%、前月比0.4%の上昇
- 生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は、前年同期比1.6%、前月比0.2%の上昇
まとめ
日本のインフレ率は、エネルギー、生鮮食品を含めても3%であり、エネルギー、生鮮食品を除くと、わずか1.6%です。
これだけ諸外国がインフレに苦しんでおり、きつい円安に見舞わられていてもインフレ率が低くてびっくりです。
おそらく、企業が利益を削ってるんでしょうね。
日銀としてはこの結果では金融緩和をやめるとは言いにくいでしょう。
あったとしても、金融緩和の終了について話し合うことを検討するとか微妙な感じでしょう。
少しは口先介入はあるかもしれませんが、円安の終わりにはまだ程遠いでしょう。
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