2022年7月29日に発表されたユーロ圏の『2022年第2四半期の国内総生産(GDP)』について紹介します。
ざっくり要約
- GDPは、ユーロ圏で0.7%増、EUで0.6%増
- 2021年第2四半期と比較して、ユーロ圏、EUで+4.0%
GDPについて
2022年第2四半期の季節調整済みGDPは、前期比でユーロ圏で0.7%増、EUで0.6%増となりました。
2022年第1四半期のGDPは、ユーロ圏で0.5%、EUで0.6%の成長でした。
前年同期との比較では、季節調整済みGDPは、前期にユーロ圏で+5.4%、EUで+5.5%だったのに対し、2022年第2四半期はユーロ圏、EUともに+4.0%となりました。
2022年第2四半期のデータが入手可能な加盟国のうち、前期比で最も高い伸びを記録したのは下記のとおりです。
- スウェーデン(+1.4%)
- スペイン(+1.1%)
- イタリア(+1.0%)
前期比で最も減少したのは下記の通りです。
- ラトビア(-1.4%)
- リトアニア(-0.4%)
- ポルトガル(-0.2%)
前年同期比の成長率では、すべての国でプラスとなりました。
まとめ
ヨーロッパは前年同期比でわずかにプラス成長でした。
GDPの成長が予想よりも高いとはいうもののわずかにプラス程度です。
インフレは高止まりをしており、今後、ECBが利上げを予定しています。
景況感も悪くなっているため、次の期でマイナスになる可能性は高いと思います。
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