ざっくり要約
- インフレ率が依然として高い水準
- 委員会はインフレリスクに強い注意を払っている
- 今回の会議で政策金利を0.75%上昇(政策金利が2.25~2.5%になる)
- 連邦準備制度の証券保有の削減を継続
7月FOMC決定事項
政策金利を0.75%上昇
6月のFOMCでの金利目標は、1.5〜1.75%でした。それに対して7月のFOMCでの金利目標は、2.25〜2.5%でした。
そのため、今回の金利上昇は0.75%となります。
連邦準備制度の証券保有の削減
6月と変更はありません。
財務省証券、政府機関債および住宅ローン担保証券の保有量の削減を継続するとのことです。
今回のFOMCの考察
FOMCでは、景気の指数が落ちてきたものの、雇用の増加は堅調で、失業率は依然として低いままであると考えています。
そのため、まだ利上げに耐えれると判断しています。
インフレ率を2%に戻すために今後も利上げを継続するという事でしょう。
FRBは、前回と同じく0.75%を発表しました。
市場の予測は、1%上がるかもしれないと思ってたので、予想よりは低めかもしれません。
債権市場には売られすぎた分の買い戻しがありそうです。
円安については金利差が予想よりも低いという事で売られすぎた分の買い戻しはあるかもしれません。
ただし今後も金利差は広がり続けると思うので、大きく円高になるとは考えにくいです。
アメリカの企業からは良い決算がちらほら出ています。
また、VIXはまだ上昇トレンドになってません。
そのため、株価は上がるところもあるかもしれません。
業績が良い限りは上がるかもしれませんが、今後の景気後退によって業績に陰りが見えたら本格的な下げがあるように思います。
景気後退が目の前に見えてますので一喜一憂な不安定な株式市場はしばらく続くと思います。
リスクの取り過ぎには注意しましょう。
次回FOMCは8月には無く、9月20日〜21日です。
8月は8月25日〜27日にジャクソンホール会議がありますので、世界の中央銀行がインフレに対してどのような議論をし、方針を立てるか注目です。
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