金融引き締めの影響は?
日銀とのギャップからくる急激な円安
アメリカのFRBは金融引き締めで市場に出ているお金を減らす一方、日銀は金融緩和を継続中です。
お金を刷る量が多ければ多いほどお金の価値は下落するので、相対的に日本円が価値が減るのは自明です。
国債価格の下落
国債価格がは下落すると、金利が上がる。
なんで?よくわかんないという人もいると思います。これは簡単な話です。
国債というのは額面の価格と、クーポンという構成です。
国債は何年お金を預けるから、毎年一定額のリターンを国からもらいますという仕組みです。
そして、時期が来たら額面通りのお金が返ってきます。これを償還と呼びます。
何もしなければ、最初の約束通りのお金と、クーポンを受け取るだけです。
国債というのは市場で売買することができます。
クーポンが一定額なので、国債の売買価格が安くなると、国債金利が高くなったように見えます。
また、国債の価格が高くなると、国債金利が安くなったように見えます。
中央銀行が金利を上げたくて国債を大きく売りに来たら短期債の国債価格は下落します。
逆に中央銀行が金利下げたくて国債を大きく買いに来たら短期債の国際価格は上昇します。
『連邦準備制度の証券保有を大幅に削減』が意味することは、国債の大きな買い手が居なくなることを意味してます。
つまり、買い手が少なくなった国債の値段は下がる。
それだけの話です。
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