2022年8月23日に発表されたアメリカの7月の新築住宅販売件数について解説いたします。
2022年8月23日 アメリカ新築住宅販売件数
ざっくり要約
- 7月 新築一戸建て住宅販売件数 51.1万件
- 7月 新築住宅販売価格の中央値 439,400ドル
- 7月 新築建売住宅 46.4万戸
7月 新築住宅販売件数結果
7月 新築住宅販売件数
2022年7月の新築一戸建て住宅販売件数は季節調整済み年率で51.1万戸となりました。
これは、6月改定値の58.5万戸を12.6%下回り、2021年7月の72.6万戸を29.6%下回っています。
7月 新築住宅販売価格
2022年7月に販売された新築住宅の販売価格の中央値は、439,400ドルでした。
前年同月比8.2%上昇であり、2020年後半以降で最も低い伸びです。
7月 販売用在庫と供給月数
7月末の新築建売住宅の季節調整済み推計値は、464,000戸。
これは、現在の販売率で10.9ヶ月の供給となります。
これは、2008年以来の在庫量であり、在庫量がかなり多くなってます。
まとめ
今回の結果をまとめると以下の通りです。
- 販売件数減少
- 中古住宅販売価格の伸びは鈍化
- 中古住宅在庫は2008年以来の在庫量
住宅販売件数は減少、住宅価格の伸びが鈍化、かなり在庫が多く、2008年レベル。
リーマンショックがあった2008年と同じ住宅在庫と聞くとドキッとしてしまいますね。
これを見て、アメリカの今後の景気があまり明るくないことが見て取れます。
住宅が売れなければ、新たに家具を買う人も限られ、いろんなものが売れなくなってきます。
景気の後退はまずは住宅市場から見えてくることが多いです。
今後、不景気が来そうな相場ではリスクを取りすぎないことが重要かなと思います。
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