本日は経済トピックでよく出るVIX指数(恐怖指数)について解説します。
ざっくり要約
- VIX指数って何?
- VIX指数の使い道
VIX指数って何?
何を示してるの?
VIX指数ってよく聞きますよね?
ビックスと言われると、のどが調子悪い時に舐める飴を想像してしまいますね。
……話は逸れましたが、VIX指数は恐怖指数とも呼ばれます。文字通り恐怖を示す数値です。
どうやって恐怖を示すのか
市場に恐怖があるとはどういう意味でしょう?
株をやってる人はなんとなくわかると思いますが、みなさんも普段チャートや経済ニュースを見ていて この後めっちゃ暴落しそうだなと思った時に恐怖を感じると思います。
この恐怖を数値に示すために未来の株価の予想変動幅を使います。
すなわち、この後暴落しそうだとみんなが思うほど予測変動率が大きくなります。
だから、何かしらの理由で市場が暴落の気配を感じた時にVIXは上がるのです。
VIX指数の使い道
VIX指数で何が分かる?
VIXは普段は使いません。
じゃあいつ使うんだ?という話ですが、これは株価の下落のはじまりと、底の終わりの見極めに使います。
恐怖が上昇トレンドになると、株価が急落する可能性があります。
そのためVIXの上昇トレンドは見逃せません。
また、株の買い時がわからない時にも使えます。
相場には「落ちてくるナイフを掴むな」という格言があります。
いくら安いからと言って暴落中の株は買っちゃいけません。
買った人なら経験があると思いますが、その後さらに価格が下がってキツイことになる事が多いです。
そこで、ナイフが落ち切ったか判断するために相場の恐怖の勢いがまだあるか、もう恐怖のピークを過ぎたかを判断するためにVIX指数を使うのです。
VIX指数とテクニカル
では、恐怖のピークを見定めるために具体的にどうすればいいのか。
それは MACDを使えばいいのです。
MACD(マックディー)とは、トレンド分析の中でも人気のある指標の一つです。「移動平均収束拡散」又は「移動平均収束乖離」などとも呼ばれています。
上のチャートがVIXで、下がテクニカルのMACDです。
TradingView提供のチャート
VIXのMACDがゴールデンクロスしたら恐怖の始まりと考え、ポジションを減らしたり、
デッドクロスすれば恐怖のピークを過ぎたという事で買い始めます。
長期の移動平均線を、短期の移動平均線が下から上に突き抜けたとき(交差したとき)をゴールデンクロスと呼び、反対に株価の上昇が止まり下降に入る過程で、中期線が長期線を上から下に突き抜けることをデッドクロスと呼びます。
このように相場の波に乗って買い時をおさえ、利益を生み出していきましょう。
以上です。
今後も興味深いトピックがあれば紹介します。
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