2022年6月22日パウエルFRB議長が議会で答弁をしていましたので紹介します。
ざっくり要約
- 6月FOMC後の内容から変更なし
- 中立金利は2.5%
- どこまで金利上げるかはデータ次第
- MBS売却して金利上がるから住宅市場ヤバくなる
- ソフトランディングは厳しい
6月FOMC後の内容から変更なし
インフレへの危機感がめちゃ強い
会見から、インフレ率がめっちゃやばいという危機感が滲み出てました。0.75%の金利上げは当然しなきゃいけないし、もっとインフレひどくなるならそれ以上もやっちゃうよ!というかなり鬼気迫る雰囲気。
これは、今後大きなリセッションが待ってそうです。
理由がわからない人はこちらの記事を見てください。
【勉強しよう!】経済のしくみ1
【勉強しよう!】経済のしくみ2
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中立金利は2.5%
2.5%以上の金利になるのは間違いない
6月のFOMCでの金利目標は、1.5〜1.75%でした。
あと一回の金利上げで再度0.75%来るとほぼ2.5%になります。
今後のCPIの結果次第ではそれ以上の値になることもあり得ます。
過去データから考えると、これ以上の金利上げはリセッションを高確率で招く様に思います。
雇用市場も好調なので、まだ景気は元気が良さそうですが、
少しでもコケ始めるればこの後一気にリセッション入りしそうです。
どこまで金利を上げるかはデータ次第
CPIから目が離せない
CPI次第で金利がどこまで行くかわからない状況になっちゃいました。
今後、CPIの数値次第で株価は大荒れになりそうです。
CPI発表付近にあまりリスクを取ると「やられる」可能性があるので気をつけましょう。
MBS売却して金利が上がるから住宅市場がヤバくなる
お金が借りられないから住宅が売れない
金利が高くなるということは、お金が借りにくくなり、結果として住宅が売れなくなります。
結果として、住宅価格の下落を招きます。
また、住宅はさまざまな素材を使って建てられているため、幅広い産業に影響が出ます。
ソフトランディングは厳しい
インフレがヤバすぎる
議長いわく「インフレがヤバすぎて景気よりもインフレ退治が優先だ。」 との事です。
インフレが高ければ躊躇なく金利上げを実施するという意味です。
もはやゲームチェンジですね。景気後退が来るのはほぼ確定ですね。
今回の会見の考察
これからの相場は甘くは見ていけません。
インフレの中、業績相場が来て上がるものもあるかもしれませんが、大幅な金利上げの後は大きな景気後退が過去に来ています。
いつ来るかは分かりませんが、景気が頭打ちになった時が 景気後退の始まりかもしれません。
皆が恐怖で我慢できずに価値あるものを売る時に買う。
価値があるものを安く買うから利益が生まれます。
これができる人は備えた人だけです。
いつ来るか分かりませんが、チャンスに対して備えましょう。
今後も興味深い経済トピックがありましたら紹介いたします。
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